気持ちが軽くリフレッシュしたところで、いよいよお店へ向かう。
山間にひっそりとたたずむ「井中居」という懐石料理屋へ訪問。立派な門構えを潜り抜けると、カフェ兼ギャラリーになっている蔵があり、さらに奥へ進む。
すると、これまた立派な古民家が登場。
ガラガラっと中へ入り、2階へ通される。その途中には、中秋の名月を祝う飾りつけ。素晴らしい。
着席し、一息着いたところで、まずは昆布茶が出される。そして、おもむろに、料理が運ばれてくる。
本日は、かいせき「笹」コース。
まずは前菜。すごくきれいな盛り付けで運ばれてくる。目に嬉しい。
「秋の実いろいろ六籠盛り込み」
上の写真の状態から自分でお取り分け。栗がおいしい(嬉)。まだまだ暑いんだけど、秋を感じるねぇ。
続いて、椀盛。
「きのこしん薯 糸人参 茸 酢橘 つる菜」
結構、手がかかってるね。食欲がどんどん膨らんでくる。
向付。
「焼茄子 ごま餡 旨出しゼリー 菊花 おくら 生姜」
季節感がよく出ている。後の料理でも感じたけど、出し汁みたいに見えるのは何とゼリー状になっているよ!お箸でいい塩梅で茄子を切って、絡めて食べる感じ。
揚物が、大きな竹に盛り付けられている。
「秋鮎から揚げ 白髪葱 ししとう 薬味 煎り出し」
頭からバリバリいきます!!頭から尻尾まで残さずに食べたのは初めてかも。
焚合。
「じゃが芋饅頭 菊花餡掛け もって菊 小松菜 薬味」
赤いお椀を開けた時に、もわっと湯気があがり、目に鮮やかな黄色の花が飛び出す。じゃが芋をしっかりすりつぶして、再び固め、軽くバターが塗ってあるのかな?非常に美味しい。
止肴。
「焼き茸 大徳寺麩 あられパプリカ 生姜酢」
焚合のインパクトが強かったせいか、僕にはちょっと貧弱に映ってしまった。生姜酢はまたまた軽くゼリー状になっている。
結構、お腹いっぱいなんだけど、ここで、おこわが登場!!
止椀。
「田舎味噌仕立て」
飯。
「秋の実おこわ竹皮蒸し」
香物。
「糠漬け 塩昆布」
お腹いっぱいと思いきや、パクパクと軽~くたいらげてしまった。お汁も美味しいし、満足満足。
水物。
「無花果 黒ごまクリーム ミント 枸杞の実」
この取り合わせは初めて。杏仁豆腐に枸杞の実っていうのは非常に好きなんだけど、こっちもなかなかいける。
昼懐石なんだけど、夕飯兼みたいになってしまった。
最後に、お抹茶をいただいて終了。お菓子は「青梅」ならではのもの。
今度は、「燈々庵」か「黒茶屋」へ行ってみたい。
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