日本代表の決勝トーナメント進出がかかる運命の一戦。
Johannesburgからバスで3時間くらい行ったところのRustenburg。
普通の住宅街の中にスタジアムが現れる。
スタジアム到着の際にイタリアがグループリーグ敗退したという事実を知り、改めて決勝トーナメントへ進出することの難しさを痛感させられる。
スタジアム外を回っていると、Man of the match trophyを発見。
いよいよ選手入場で気持ちがどんどんと高ぶる。メンバーは今大会入ってから不動の構成。今日も頼む。
前半、引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる日本が防戦一方となる展開も考えられたが、今の日本はそうはならない。前4人の本田、松井、大久保そして長谷部が積極的に顔を出し、なかなか良い感じで攻撃につなげられている。個人的に生で日本代表を観戦するのは、埼スタでの韓国戦以来となるのだが、まさに別のチームが戦っている感じ。攻めに形というか型が出来たので、すべてにメリハリが利いているし、役割がはっきりした分選手個々人が集中できている。
とりあえず、まずはトップの本田にボールを出す。続いて、松井もしくは大久保へはたく。彼らが積極的にドリブルでつっかける。そして、長谷部が前へ飛び出す。ってな感じ。ダメなら、後ろにはボールを展開できる遠藤と阿部がいる。
そんな形からファウルをもらうと、本田が躊躇わずに直接ゴールを狙う。
これが、そのままゴールネットを揺さぶる。日本先制!!
この日は日本サポーターのいわゆるゴール裏がバックスタンドの中央にいたのだけど、抜群の位置でのFKで、ボールが吸い込まれる弾道がそのまま見えた。というか、本田が蹴るボールをこちら側から念も加えて押し込んだ印象を勝手ながら思い、衝撃が止まらない。
と同時に本田がこちら側へ走ってきて魂の雄たけび。そして、天を指す。
この日の日本は、それでも止まらない。ゴール正面で大久保が倒されて得たFKを蹴るのは...。
本田が良い感じで囮になっていて、手前側にいた遠藤がそのままFKを蹴ると反応が遅れる。
ボールは選手たちの壁の外側を回りゴールへ!!
日本追加点!!!
よし、よし、よし、よし。何回こぶしを握り締めたかわからない。
ディフェンスもいい感じで対応が出来ていて、無失点で前半を終える。
まさに、最高のスタート。
ハーフタイム。W杯公式マスコットのザクミがダンスを披露。こちらは、ドロンパの方が上だろうな(笑)
それにしても、心臓が止まるかもしれない恐怖の連続になることも覚悟していただけに、まったく違う展開になり、一安心。あと45分。
後半、デンマークがパワープレー気味に早い段階から中へボールをほうりこんでいく。そんな展開の中で長谷部が相手選手を手で倒してしまいPKの判定。蹴るのはトマソン。
川島が好反応を見せ、一度は弾くが、跳ね返ったボールをそのままトマソンに押し込まれて1点返される。
その後、パワープレーが繰り出されるが、落ち着いて、中澤、闘莉王を中心に跳ね返す。
そして、ゲームも終盤、カウンターから本田が落ち着いてボールを前へ運び、最後は途中出場した岡崎がゴールへ流し込んで、勝利を決定づける3点目。
3-1で日本勝利!
いや~、喉カラカラです。
Rustenburgは日本フィーバー。彼は何と極真カラテをやってるらしい。
みんないい笑顔!笑顔!笑顔!最高!!!
次はプレトリアにて決勝トーナメントのパラグアイ戦だ!!
今年の観戦記録:合計28(World cup2、J1 12、天皇杯1、ナビスコカップ6、各国代表戦3、ACL1、J2 1、ユース1、ボクシング1)